なんだか中途半端な気もしなくもない映画「ROY」
新作映画ROY。
ボリウッド界きってのイケメン俳優アルジュン・ラームパールと私の好きなランビール・カプールが出てるので、
日頃のすさみきった心をトキメキで癒そうと思いまして。観に行ったわけです。
監督を努めるVikramjit SInghはどうやらこれがデビュー作らしいです。
あらすじをざっくりざっくり説明
- -超絶イケメンモテ男の映画プロデューサー、カビール(アルジュン・ラームパール)、自身の大ヒットシリーズ映画GUNSの3作目をマレーシアまで撮影に来ました。
現地で超絶美人かつセクシーなお姉ちゃんアイシャ(ジャクリン・フェルナンデス)を見かけてナンパしたところ、彼女もまたロンドンで活躍する映画プロデューサーでございました。
カビール(アルジュン・ラームパール)とアイシャ(ジャクリン・フェルナンデス)
彼女にインスピレーションを受けつつ映画製作は進みますが、ゴタゴタゴタゴタ男女関係のもつれとかいろいろありましてアイシャはカビールの元を去ってしまいます。映画製作も完成出来ず、メディアに叩かれまくりのカビール氏。
平行して、ロイ(ランビール・カプール)という美術作品専門の泥棒と、ロイが狙う絵画を所有している女性ティア(ジャクリン・フェルナンデスのダブルロール)とのラブストーリーもなんとなく進んで行きます。
ロイ(ランビール・カプール)とティア(ジャクリン・フェルナンデス)
ロイとティアの話は結局カビールの手がける映画GUNS3の中のお話でした。ちゃんちゃん。
映画ロイの感想
….ちがう。私の求めていた話じゃないのよこれーーーーー!!!涙。
予告を観る限りだと、謎の美女と泥棒が南国で織りなすおしゃれなサスペンス映画だと思っとったんです。
サスペンス要素ほぼゼロです。アルジュン・ラームパールのイケイケ色男ぶりを観るためだけにあるような映画じゃないすか。
けっきょく謎もなにもなく、ランビール・カプールもほとんどしゃべらないし。
でもまあ、雰囲気を楽しむためのオシャレ映画ってことで割り切って観ればいいかなと気持ちを切り替えたんです。
踊り出した———っっっ
ミステリアスで妖艶で知的な美女だったんですけど、いきなりコテコテのマサラ臭全開で踊り出した。
踊り出した途端にチープに見えるから不思議じゃ…..
こんな暗い映画、インドじゃ受け入れられないぞ。ちょっとはダンスシーン入れたらどうかね、って映画の雰囲気&ストーリー完全無視でダンスシーン入れてみた系か!?
あと、この映画はおそらくジョニー・デップの映画「RUM DIARY」にかなり影響を受けてると思われます…。丸パクリなわけじゃないんですけど。
これはRUM DIARYのジョニー・デップ。プエルトリコに滞在中の新聞記者の役。
ROYの中でも、こんな感じでマレーシアのビーチのホテルでアルジュン・ラームパールがガチャガチャとタイプライターで脚本書いてました。
最新のスマートフォンで電話してるシーンもあり、特に時代設定が古いわけではなさそうですが…。
映画RUM DIARYに出てくる、オープンカーに乗る美女。ヘアメイクの雰囲気も性格もそっくり…
ついでに言えば夜のプールで出逢っちゃうところとかも近いような…
RUM DIARYにこんなシーンがありますが
ROYでも出てきますよ。金魚鉢。
この帽子とかファッションもジョニーデップ意識してるっぽい感じだね。
結論。結局何が撮りたいのかまとまってない印象でした….。この映画。
個人的には、シンプルにマレーシアのリゾートを舞台にしたおしゃれな大人のラブストーリーにしたらいいんじゃないかと思ったんですけど。
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