外国映画に出てくるインドのロケ地6選【過去記事まとめ】

好きな映画のロケ地って、行きたくなりますよね。最近の言葉で言えば「聖地巡り」とでも言うのでしょうか。
今回はインドで外国映画のロケ地めぐりが楽しめるスポットを紹介したいと思います。
(ボリウッド映画は含んでません)
スラムドッグ・ミリオネアでみるムンバイの街
第81回アカデミー賞で作品賞を含む8部門を受賞したスラムドッグ$ミリオネア
インド映画っぽいけどイギリス映画です。監督はダニー・ボイル氏。
余談ですが、ダニー・ボイル監督のトレインスポッティング大好きです。最近もAmazonプライム・ビデオ
で観たけど、音楽も映像も言葉も、どれをとってもかっこいい。この時のユアン・マクレガーが最高。しかし、もう20年前の映画なんですね…。
スラムドッグ$ミリオネアの冒頭やスラムを走り抜ける映像もダニー・ボイル監督らしいエッジの効いた映像とリズム感、音楽とムンバイの風景が見事にマッチしててかっこいい。
このスラムドッグ$ミリオネアの象徴的なシーンが、ムンバイの世界遺産にも登録されている、チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。(Chhatrapati Shivaji Terminus)
過去記事:「ムンバイで映画ロケ地をめぐるの巻。前編」
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅のなかにはいったとき、ここだー!!スラムドッグミリオネアだー!!って興奮しました。
ゴアのビーチを走り抜けるボーン・スプレマシー
マット・デイモンの出世作とも言えるボーンシリーズの第2段、ボーン・スプレマシー
人目を避けてインドのゴアで暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)と恋人のマリー。前作のボーン・アイデンティティー でともに生き延びた彼女マリーは、おそらくストーリー的に邪魔だったのか何なのか、最初の方でゴアまでやってきた刺客にあっさり殺されてしまうという続編にありがちな展開。
ゴアのビーチを駆け抜けるマット・デイモン。
ゴアのビーチ…また行きたいなー。行きたい場所が多すぎて困る。
過去記事:「GOA ビーチの思ひ出」
インドを放浪したスティーブ・ジョブズ
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズがお金がなかった頃にクリシュナ意識国際協会(略称はISKCON/イスコン)のお寺でプラサード(タダ飯)を食っていたという逸話は有名ですが。
彼の伝記映画のスティーブ・ジョブズでもオールドデリーを歩くシーンがでてきます。
過去記事:「手芸天国・オールドデリーのチャンドニーチョウク」
ちなみに、クリシュナ意識国際協会(ISKCON)は東京の船掘と大阪にも支部があり、そこでもプラサードが食べられるそう。またデリーのISKCON寺と同様に菜食ブッフェレストランが併設されているらしいです。
古城がそびえたつダークナイト・ライジング
2012年公開、バットマンを元にしたスーパーヒーロー映画ダークナイト ライジング。
インドのラージャスターン州、ジョードプルのメヘランガル城がロケ地に使われています。
中世の雰囲気を残す迫力ある古城(フォート)は、SFやアクションなどのファンタジー映画にぴったりだと思います!
ちなみに、メヘラーンガル城のなかはけっこうツッコミどころ多いです。
過去記事:「ゆるキャラ続出メヘラーンガル城の中」
パキスタンの代わりにつかわれたインド。ゼロ・ダーク・サーティ
2012年公開、ビンラディンの捕獲ミッションに挑む特殊部隊を描いた実話を元にした映画
ゼロ・ダーク・サーティ
キャスリン・ビグロー監督は爆弾処理班を描いた戦争アクション「ハートロッカー」で第82回アカデミー賞作品賞を受賞しましたが、その次の作品でもあるゼロ・ダーク・サーティも同様の緊迫感溢れる映像やストーリーが特徴。
ビンラディンが隠れ家で捕獲、殺害されるクライマックスシーンの緊迫感はやばかった。
それで、パキスタンでの映画撮影がNGだったのかなんなのか、撮影はインドのチャンディーガルで行われたそうです。
インドをパキスタンとして描いたことに対して、一部の極右ヒンドゥー教団体から抗議を受けたそうな。
パキスタンとインドのバチバチ具合を生でみるなら国境セレモニーがおすすめ
過去記事:「国境クロージング・セレモニー@アムリトサル★」
ちなみに、ロケ地となったチャンディーガル自体は、先日世界遺産登録された上野の国立西洋美術館を設計したフランス人建築家、ル・コルビュジエが手がけた計画都市。街のいたるところにル・コルビュジエの建築物もみられます。
ロックガーデンと呼ばれるくそカオスな公園もあります。ネック・チャンドさんという建築家がつくった夢の公園。
もう訪れたのがだいぶ昔なもので自分で撮った写真が残ってなかったのですが…。こんな感じの人形で埋め尽くされた巨大な公園でした。これでも立派なチャンディーガルの観光スポット。
フランス植民地時代の雰囲気、ライフ・オブ・パイのポンディチェリー
第85回アカデミー賞で監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞の最多4部門を受賞した
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
インドのポンディチェリーで動物園を運営していたインド人一家が、経済難から動物たちをつれてカナダへ移住を決意。しかし船が沈没してしまい、遭難ボートで動物たちと脱出する主人公パイ。
次々に動物たちがお互いを攻撃しあい、けっきょくトラと2人きりになりながら海を漂流する話…。
と言ってしまうとよく意味がわからない映画なんですけど。
哲学的な背景がストーリーに込められていて、見る人によって解釈が変わるタイプの映画です。
パイの家族が動物園を運営していた、インドのフランス植民地であるポンディチェリー。
海沿いにおしゃれな街並みがいまだに残っていて素敵でした。
過去記事:「南インド、旧フランス領ポンディチェリー旅日記」
まとめ
映画を見てから行けば一層楽しいインド観光。ちょっと違う視点から楽しめそうです。
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