ケララ州アラビア海に面したアートな港街、コチ(コーチン)の旅

2018年1月、南インドのアラビア海に面したアートと文化の街、ケララ州の旅。
まずはアートと文化の港町、コチ(コーチン)に行ってきました!
コチの空港(cochin international airport)から観光地のフォートコチ(FORT COCHIN)周辺、オールドコーチン(OLD COCHIN)まで約42km、プリペイド・タクシーだと約1時間〜1時間半、料金は1200RSくらい。
定期的に空港から市内へ向かうバスもあります。スケジュール表はコチラ。
さくっと説明するコチ(コーチン)の歴史
古代からスパイス貿易の中心地として栄えてきたコチ。
ユダヤ人、シリア人、アラブ人、中国人、そしてギリシャやローマなどあらゆる地域から人々が集まる街でした。
1503年から1663年までフォートコチ(FORT COCHIN)はポルトガル領に。
そのためコチの35%の人がキリスト教徒。町のあちこちにキリスト教の教会が点在しています。
同じくポルトガル領だった南インドの街、ゴアに似ている雰囲気です。
また、ユダヤ人移民の歴史もあり、フォートコチにはユダヤ人街(Jew Town)と呼ばれるエリアも。と言っても、いまは普通のマーケットになっており、ユダヤ教の集会所、パラデシ・シナゴーグ(Paradesi Synagogue )だけがその名残を感じさせます。
コチで唯一いまだに機能しているシナゴーグ、「パラデシ・シナゴーグ(Paradesi Synagogue )」。
ユダヤ系移民と地元のインド人たちは友好な関係を保ってきましたが、1662年にはパラデシ・シナゴーグ(Paradesi Synagogue )はポルトガルから攻撃され一部破壊されたそう。
そんな歴史のあるコチですが、今では南インドの主要都市のひとつとして、コチ市内にはメトロも通っています。
2010年からは2年に1度、「コチ=ムジリス・ビエンナーレ(The Kochi-Muziris Biennale)」というアートフェスティバルを開催。
アートと文化の港町として人気の観光地です。
コチのみどころダイジェスト
コチを訪れたらここを観たい!コチ市内のおすすめスポットをざっくりご紹介します。
まずは歴史ある教会。こちらはフォートコチのビーチそばのセント・フランシス・ザビエル教会(St Francis CSI Church)
フォートコチのビーチは夕暮れ時に行くのがおすすめ。
夕日を観に地元の人も観光客も集まってきて賑やかな雰囲気に。
コチ近郊でしか見られない数百年前からある漁の仕掛け。「チャイニーズ・フィッシング・ネット(Chinese fishing net)」
その昔、中国からこの漁法が伝わったのでこの名前がついたらしいです。
夕方の魚マーケット。
漁師さんたちが続々と漁から戻り、今日の収穫を市場に並べ始めます。
フォートコチはインドには珍しく、ふらふら街歩きができるエリアです。
おしゃれなお店が点在。
アートの香りがするコチの街。
港町なので猫も多いです。
実際には見てないけど、伝統舞踊のカタカリも有名なコチの観光イベント。
これはその辺のホテルに置いてあったカタカリの像。
次からはさらに詳しくコチの街のみどころをお伝えしていきます。