【インド映画】レインボー(Dhanak)、姉と盲目の弟は目をなおすために旅に出る。ラージャスターン州が舞台の心温まるロードムービー【Netflix】

インド映画が充実している映像配信サービスNetflix。
今回もNetflixのラインナップのなかから、2015年公開のインド映画レインボー(原題:Dhanak)のレビューをお届けします!
- -レインボー(Dhanak)のざっくりとしたあらすじ
ラージャスターン州の砂漠地帯の村に住む少女パリー(Pari)と盲目の弟チョトゥ(Chotu)。
両親は事故で数年前に亡くなり、今は叔父夫婦のもとで暮らしている。
弟のチョトゥは4歳のときに栄養不足により失明。一番最後に観た映画がサルマン・カーン主演の映画(ダバング DABANG)ということもあり、サルマン・カーンを崇拝している。
一方、姉のパリーは俳優シャー・ルク・カーン(ShahRukhKhan)の大ファン。
ある日、叔父、弟とともに映画を観に行った場所で、シャー・ルク・カーンによる角膜提供を呼びかけるキャンペーンポスターを発見。
その日を境に毎日シャー・ルク・カーンに「弟の目を治してください」と手紙を書くパリー。
そんな折、シャー・ルク・カーンが300KM離れた砂漠の都市ジャイサルメールに映画撮影に訪れていることを聞きつける。
姉と弟は目を治してもらうため、2人きりでジャイサルメールへ向かうのだった。
レインボー(Dhanak)の個人的な感想
インド映画レインボー(Dhanak)。しっかりものの姉とピュアで賢い弟による、ほのぼのしてて心がほっこりするロードムービーです。
舞台となったインド西武ラージャスターン州は、まさにTHE!インドな風景が広がる定番観光地。
2人が行く先々で出会う人々、広がる風景もラージャスターン州らしい魅力に溢れています。
ストーリー自体はとてもシンプルでおとぎ話のような構成なので特筆すべきポイントは特にないのですが。インドの結婚式の団体、イラッとするインド警察、誘拐を目論む詐欺師、タイダイ柄の服を着たラブ&ピースなアメリカ人バックパッカー、そして美しき砂漠の民族(おそらくラバリ族がモデル)などが登場。主役の姉と弟をはじめ、登場人物のキャラやインドらしい風景に引き込まれます。
弟チョトゥのサルマン・カーン愛も見どころ。これはサルマン・カーンのアクション映画(特にダバング DABANG)を観たことがあると、より面白く感じると思います!
サルマンのトレードマークのブレスレットと同じデザインのものを弟チョトゥは身につけているという細かい演出も。
最後に2人はシャー・ルク・カーンに会うことができるのか!?弟の目は無事に治るのか?そこは映画を観てのお楽しみということで。
インドの素敵な風景や独特の文化を楽しめるほっこりムービーです。