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インド映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」レビュー!戦う王妃の歴史ドラマ作品!

 
マニカルニカ ジャーンシーの女王
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埼玉生まれインド育ちカレー好きそうな奴はだいたい友達。さすらいの星よみライター。 2010年〜2015年、インド、ニューデリーの地で修行(仕事)に励む。日本語フリーペーパーの編集などの仕事に携わり、2015年秋にチベット人の彼と結婚。日本に帰国。 占星術をもとに日々をつづるブログ「CHARKHA NOTE」および占星術鑑定屋「CHARKHA STORE」を運営。

みなさまこんにちは。インド映画愛好家のラクシュミー綾子です。

自分が観たインド映画のトキメキや興奮など、あらゆる感情を誰かと共有したいなと思い、このインド映画ブログに思いをぶつけております。

今回ご紹介する映画はこちら!2019年公開映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika: The Queen of Jhansi)」!!

マニカルニカ ジャーンシーの女王

こちらの映画をズバリ一言で言い表すなら・・・

インド大反乱を戦った最強王妃ラクシュミーバーイーの血と汗と涙の歴史ドラマ物語!!!

ヴァーラーナシーで僧侶の娘に生まれたマニカルニカ(カンガナー・ラーナーウト)は、ビトゥールの宰相に育てられ、幼い時から武士階級の男子同様に剣や弓、乗馬を習って成長した。

その勇敢な行動を見かけたジャーンシー藩王国の大臣から、藩王ガンガーダル・ラーオ(ジーシュ・セーングプタ)との縁談が持ち込まれ、やがてマニカルニカはジャーンシーに嫁ぐ。

藩王は彼女にラクシュミーという名を与え、マニカルニカは人々からラクシュミー・バーイーと呼ばれて親しまれる。しかし、生まれた王子は夭折し、親戚の幼い男児を養子に迎えたものの、間もなく藩王が病死してしまう。

その機に乗じてイギリスは藩王国を併合、ラクシュミーは城を後にする。だが1857年にインド大反乱が勃発すると、ラクシュミーも呼応して蜂起、国のため、民のため、戦いの場へと歩を進める!

—配給会社・株式会社ツインの紹介文より-

インド大反乱で英軍に反旗を翻し戦ったジャーンシー王国の王妃、ラクシュミー・バーイーの史実を元にした歴史ドラマ映画です。

共同監督・主演を務めるのはボリウッド映画界きっての演技派女優カンガナー・ラーナーウト

kangana_ranaut-カンガナーラーナウト

カンガナーラーナウトkangana-ranaut

そして大ヒットインド映画「バーフバリ」シリーズと同じくK・V・ヴィジャエーンドラ・プラサード氏が脚本を手がけていることでも話題となりました!

作品情報

まずは映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika: The Queen of Jhansi)」の概要や出演者をご紹介!

予告編はこちら↓

インド映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika : The Queen of Jhansi )」の概要

「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika : The Queen of Jhansi )」 は、1857年「インド大反乱」で伝説を残したジャーンシー藩王国の王妃「ラクシュミー・バーイー」の史実を元に創られた物語

ちなみに「インド大反乱」は、世界史の教科書で「セポイの反乱」とか「シパーヒーの反乱」として紹介されてたアレですよ。

セポイって、当時のイギリス東インド会社が雇ってたインド人傭兵のことだって、知ってました?私は今までセポイさんって人が起こした反乱だと思ってました。(無知を潔く晒す。)

イギリスの植民地支配に対する民族的抵抗運動のことですね。

この主人公ラクシュミー・バーイー(出生時の名前がマニカルニカ)の史実や歴史に関しては、BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)さんのサイト記事「インドの伝説的女王 ラクシュミー・バーイーはライフル片手に戦死した
がもんのすごく分かりやすくて読みやすかったのでご参考にしてください。
マニカルニカ ジャーンシーの女王

世界史の授業中ほぼ夢の中だった自分には語れません・・・涙

登場人物や起きた事件は史実を元にしているものの、そこはまぁインド映画でございますから。

この映画に描かれていること全てが事実とは限りません。

当たり前ですがかなーり演出とか創作してる部分、あると思います。

マサラ盛り盛り盛りだくさんなことは間違いない。

半分ファンタジー作品として観た方がいいでしょう。バーフバリ・シリーズを彷彿とさせる豪華絢爛なインドのお城や舞台、衣装、派手なアクションシーンに注目です!!

あらすじ

それではここからは、 マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika : The Queen of Jhansi )」のあらすじをご紹介していきます!!(役名は全て映画の日本語字幕に基づいて表記しています。)

ヴァーラーナシーで生まれた少女マニカルニカ(後のラクシュミーバーイー)。

実母を早くに亡くし、マラーター王国の元宰相バージーラーオ2世と実父モーロパントにインドのウッタルプラデーシュ州ビトゥールで育てられる。

成長したマニカルニカは武芸の才能をメキメキ伸ばしていく。その姿がジャーンシー藩王国の大臣ディクシトの目に留まり、藩王ガンガーダル・ラーオとの結婚を申し込まれる。

同じころ、イギリス東インド会社と結託して藩王位を狙う王弟サダーシヴは、イギリス軍に寝返り将校たちと陰謀を企てていた。イギリス軍に協力する代わりに、併合の暁には自分が藩王の座を得られるように画策していたのだ。

藩王妃となったラクシュミー。1人で馬に乗り領内を見て回る中で、我が物顔で振る舞うイギリスの姿を目の当たりにし、イギリス軍や東インド会社の横暴な振る舞いに怒りを露わにする。

その後ラクシュミーは息子ダーモーダルを出産するものの、王の後継者の座を奪いたいサダーシヴの企てによってすぐに息子は亡くなってしまう。

悲しみに暮れるラクシュミーだったが、併合を目論むイギリスからジャーンシー王国を守るため夫ガンガーダルの提案により養子を迎えることに。養子となった子供は実子と同じ「ダーモーダル」の名付けられる。

自分の息子を養子にさせようとしていたサダーシヴは策略に失敗。ラクシュミーへの服従を拒否して国外追放される。

数か月後、ガンガーダルは病死。イギリス東インド会社はジャーンシーの併合を画策し王宮を制圧。ラクシュミーは服従を拒否して王宮を退去することに。

そしてついに1857年。インド大反乱が勃発。

王国ジャーンシーでもインドの民衆による反乱がヒートアップしていた。イギリス軍はヒュー・ローズ卿を司令官に迎え、ラクシュミー討伐へと駒を進める。

夫ガンガーダル亡き後、ジャーンシーのトップに立ったラクシュミー。覚悟を胸に民衆達を取りまとめ、士気を高めてイギリス軍に挑んでいくのだった・・・!!!

インド映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika : The Queen of Jhansi )」の解説と感想

ここからは個人的な感想やネタバレありの解説をお届けしていきます!

映画の見どころポイント
  • カンガナーの華麗なアクションと演技に注目!
  • 圧巻の情景!インドの古城で繰り広げられる歴史ドラマは見逃せない!
  • イギリスが怒らないか心配!

女優カンガナーの熱い思いと華麗な演技が込められた作品

主演女優カンガナー・ラーナーウトが共同監督も務めているこの作品。

もうね、最初から最後まで彼女の魅力と演技力が爆発してます!

冒頭の結婚前のヤンチャで天真爛漫に馬を乗りこなし武芸を磨く少女時代から、

英軍の将校にメンチ切って果敢に挑んでいく勇姿。

かっ!!!と目を見開き、血飛沫を浴びながら次々と鮮やかに敵を倒していくその姿・・・

【血と殺戮を好む戦いのヒンドゥーの女神・カーリー】みたいだわぁ・・・と思って観ていたら、

カーリー 女神

英軍将校の夢にカーリーが出てきて恐怖で飛び起きるシーンが・・・

やはりカーリー神の姿を意識した演技だったのですな。

強く逞しく美しく気高き戦いの女神、ラクシュミーバーイーを演じ切ったカンガナー。

まさにカンガナーによるカンガナーのための映画と言って過言では無いでしょうっ!

インドの雄大な古城を舞台に繰り広げられる物語に注目!

こちらの作品、バーフバリ・シリーズを彷彿とさせる豪華絢爛なインドの古城(フォート)に要注目です!!

そうそう。映画の中で登場した「グワリオール城」、私は遠くから眺めたことだけありました・・・

DSC_0063_Fotor.jpg
この写真の奥の方にうっすら見えるのがグワリオール城です!!!

誰が呼んだかインドの岐阜。マディヤ・プラデーシュ州グワリオール

チベット人夫がさ、当時はグワリオールの大学院の通信過程に在籍してて。その試験結果の受領について行ったの。

いやーーーーー、もう暑かった。デリー以上に酷暑でやばい。

城観光なんてしてる場合じゃなくて、列車の窓から眺めるだけで終わりました。

ラクシュミー・バーイーもこんなクソ熱い過酷な土地を延々と馬に乗って移動したのだろうか・・・なんてしみじみ思っちゃいましたよ。

あと、映画のロケではブルーシティとして有名な観光地、ジョードプルも使われたみたいですね。

ジョードプルのメヘラーンガル城はまさに、このマニカルニカの世界観そのもの!!
メヘラーンガル城

映画内でもガンガン大砲撃ってましたね。
メヘラーンガル城
これはメヘラーンガル城に設置されてた砲台のレプリカ。

年末ラージャスターン旅行その3!ジョードプルのゆるキャラ続出メヘラーンガル城の中

今度インド観光(特にラージャスターン州あたり)行く時は、映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」を観てから行くと気分が盛り上がること間違いなしでしょう。

イギリス軍の悪者扱いがやばい!

この映画、

おいおいおい、そこまでやっちゃっていいんか?

ってツッコミ入れたくなるくらいに、

イギリスの悪者扱いっぷりがひどい。

いや、日本だってね。戦争歴史映画で散々悪者扱いされてきましたけど。

だってこの「マニカルニカ ジャーンシーの女王」では、最後の方でイギリスの国旗(ユニオンジャック)がラクシュミーバーイーの正義の剣によってバサアッッ!!!て大画面クローズアップでぶった斬られちゃうんですよ。

破られた国旗の隙間から現れるラクシュミーバーイーの姿・・・

そしてラクシュミー・バーイーが戦死するシーンでも、英軍が放った炎がオーム(宇宙の根本原理を示すシンボル)の形に・・・
ヒンドゥー教 オーム

映画全体を通して、ヒンドゥー万歳なナショナリズムが強調されすぎてて、そこは個人的には引っかかったポイント・・・。

まとめ

インド映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王(Manikarnika:The Queen of Jhansi)」、歴史ドラマ映画でセットや衣装は豪華でまさに超大作!!な雰囲気ではありますが。

ストーリー自体は至ってシンプル。複雑な伏線とか一切なし

もう単純に豪華な舞台セットや衣装や華麗なアクションやカンガナーの魅力を楽しめばそれでよし。

戦闘ファンタジー系の作品が好きな方にもおすすめですー。

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埼玉生まれインド育ちカレー好きそうな奴はだいたい友達。さすらいの星よみライター。 2010年〜2015年、インド、ニューデリーの地で修行(仕事)に励む。日本語フリーペーパーの編集などの仕事に携わり、2015年秋にチベット人の彼と結婚。日本に帰国。 占星術をもとに日々をつづるブログ「CHARKHA NOTE」および占星術鑑定屋「CHARKHA STORE」を運営。







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